【このホームズ作品はすごい ※ホームズやワトソンは出てきません】モリアーティ 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回は「モリアーティ」を読みました。
「あっと驚く」とは、この事を言うのかという展開でした。
BBCのドラマ「シャーロック」で人気になった、宿敵モリアーティにまつわる物語です。
やっぱりドラマ「シャーロック」のモリアーティが一番好き。
以下詳細です
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目次
☆モリアーティ
あらすじ
「最後の事件」と呼ばれるホームズとモリアーティの対決から五日後、現場を訪れた二人の男。
ピンカートン探偵社調査員のチェイスとスコットランド・ヤードのジョーンズ警部。
彼らの情報交換の末、モリアーティへの接触を試みていたアメリカ裏社会の首領を共に追うことに。
ライヘンバッハ川から上がった死体が隠し持っていた、奇妙な紙を手掛かりに捜査が始まる!
コナンドイル財団公認、再読必須のミステリ長作。
書評
タイトルだけ見ると、モリアーティVSシャーロックの番外編の闘いと思う方もいると思いますが、主人公はアメリカの探偵社の調査員とスコットランド・ヤードの警部のコンビになります。ホームズ達は出てきません。
そして二人が目指す敵はイギリスを我が手中に収めようとせん、アメリカの裏社会の首領。
シャーロックホームズに憧れ、ホームズ風の推理をめぐらすスコットランドヤード警部・ジョーンズ
それについてくる、ワトソン役のピンカートン探偵社調査員フレデリック・チェイス。
二人はアメリカの裏社会の首領を捕まえることができるのか??
以上が要約したストーリーになります。
こちらで、もしかして同じことを思った人もいると思います。
それは、「タイトルのモリアーティ関係ないじゃん!」と。。。
正直私も同じこと思いました。
タイトルは何かの比喩表現かなと考えました。
でも、最後まで読み終わると、何故タイトルが「モリアーティ」なのか?何故タイトルが「モリアーティ」でないといけないのか?というのが分かります。
(ちなみに、あらすじにも、真実にまつわるヒントが書かれています。)
ラスト、衝撃の結末にまさに二度見してしまいます。
ただでは転ばない、アンソニー・ホロヴィッツクオリティーを、ぜひ堪能ください。
最後に
本作では過去シャーロックホームズが解いた事件の担当警部達が勢ぞろいしたり、過去の事件の中心人物が出てきたりと、個人的に本作は往年のファン向けの作品かなと思いました。
【シャーロック・ホームズってやっぱり神】シャーロック・ホームズ絹の家 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
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アオシュウです(@aoshudesu)
今回は「シャーロック・ホームズ絹の家」を読み終えたので、レビュー書いていきます。
コナン・ドイル財団が認めた「公式」のシャーロックホームズの新作になります。
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズで感銘を受けたアンソニー・ホロヴィッツが、大好きなシャーロックホームズを描いているというので、前から気になっていた作品です。
本当に読んで良かったです。
古来のシャーロックホームズ好きは勿論、「シャーロックホームズ?なにそれ、おいしいの?」という方にもオススメの作品です
以下内容詳細です。
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目次
☆シャーロック・ホームズ絹の家
あらすじ
ホームズの下を相談に訪れた美術商の男。
アメリカである事件に巻き込まれ以来、不審な男の影に怯えているという。
ホームズはベイカー街別働隊の少年達に捜査を手伝わせるが、その中の一人が惨殺死体となって発見される。
手がかりは死体に巻きつけられた絹のリボンと捜査のうちに浮上する「ハウス・オブ・シルク(絹の家)」という言葉・・・
ワトソンが世間に公開を憚らったホームズの影の活躍と戦慄の事件の真相とは?
レビュー
とりあえず、俺的2021年のおもしろミステリーランキング暫定一位です。おめでとうございます。
ある小さい事件から段階を踏んで、最終的には国家絡みの大きいスキャンダルに発展する物語の構成で、すさまじい圧力にも屈せず、正義のために挑むシャーロックホームズ&ワトソンの冒険ミステリー長編小説です。
ピンチもありつつ、鮮やかな推理もありつつ、シャーロックホームズの魅力を凝縮した一冊だと思います。
シャーロックホームズがプロデュースを手掛ける一連の大規模な犯罪解決という映画は、見たら最後、すべての真実が明らかになった時は、心の底から「マジか・・・」とつぶやいています。
往年のファンに嬉しい、ハドスン夫人、レストレイド警部、ベイカー街別働隊、マイクロフトなど、お馴染みのメンバーが次々に登場します。
また過去の事件に関することも言及したり、関係者がカメオ出演したりしてます。
カメオ出演者がけっこう重要な場面にも出てきているので、イメージしているカメオ出演と言われたら微妙ですが(笑)
そして、まさかの例のあの人が出てきます。
その場面の時は、個人的に興奮して、喜びましたw
現在、シャーロックホームズは正史以外にも色んな所でFC展開していますが、本作は冒頭にも書いた通り、公式な新作となっております。
元来の世界観を味わいつつ、新たなシャーロックホームズ&ワトソンの冒険を楽しめます。
最後に
アンソニー・ホロヴィッツ作品はミステリー好きにはオススメ作家になります。
オススメな理由としては本の執筆だけでなく脚本家としても、名作を多く生み出しており、それもあいまってか、一つ一つの作品にエンタメ性があり、人が驚くポイントや、おもしろいと思う要所を上手く突いてきます。
海外文学は、中々ハードルが高いと思いがちですが、アンソニー・ホロヴィッツ作品は敷居が低く、読みやすい作品が多いので、ぜひ読んで欲しいです!
【天久鷹央VSゾンビ殺人鬼】天久鷹央の事件カルテ 甦る殺人者 著者:知念実希人
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回は久々の天久鷹央シリーズを読みました。
最近仕事が立て込んでいたので、読むペースが若干落ちていましたが、コツコツ本は読んでます。
読み終えたらレビューブログを細々と書いていくのでお付き合い頂けますと幸いです。
「天久鷹央の事件カルテ 甦る殺人者」
この作品は天久鷹央vs連続殺人鬼の闘いになります。
そのシンプルな物語構造が私を惹きつけました。
相変わらずの奇想天外のハウダニット小説でした。
このトリックは医者の知識がないと絶対解けないトリックでした。
やっぱり外せない天久シリーズ。
どの作品から読んでも楽しめます。
以下詳細です
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☆天久鷹央の事件カルテ 甦る殺人者
著者:知念実希人
甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫) [ 知念 実希人 ]
あらすじ
殺人者は、何者なのか。
都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。
警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だった・・・・
止まらない殺人劇。
メディアに送りつけられる犯行声明文。
これは死者の復活か。
あるいは、真犯人のトリックか。
天医会総合病院の天才女医・天久鷹央は事件の裏に潜む”病”を解き明かし、シリアルキラーに”診断”を下す。
レビュー
ミステリー好きなら、連続殺人鬼が続々と人を殺していくというのはデフォルト設定。
決定的な証拠となる、犯人が遺した血のDNA鑑定結果は、なんと昔に死んだひとだった・・・という展開から始まる。
冒頭からワクワクが止まらなかったです。
テンポの良い物語展開にあっという間に引き込まれました。
読んでいる途中、直感ですが犯人は「なんとなくコイツだな~」というのは、分かりました(当たってました)
ただ、犯人が死人説というのを覆すトリックは最後まで予想の「よ」の字も出てきませんでした。
このトリックを天久先生が解明したときは、「そういうことだったのか~!(驚愕&納得)」というより、「こんなの見たことないわ(ビックリ)」という感情になりました。
現役医師の知念実希人さんだから、思いつく至高のトリックでした。
でも、やっぱり、このシリーズの最大の見所は小鳥遊と天久の恋の行方ですね(小声)
最後に
記憶違いかもしれませんが、
知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) | Twitter
本人のツイッターで今年の3月くらいに天久鷹央シリーズの最新作が出るという、つぶやきを見た気がしました。
違ったら申し訳ございません。
でも、違わないでほしいという気持ちが大きいです!!!!!!