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【不思議ミステリー】アリス殺し≪レビュー≫ ネタバレなし

おはようございます。

こんにちわ。

お疲れ様です。

 

アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は小林泰三さんの「アリス殺し」のレビューをしていきます。

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けっこうダークな話でした。

 

「不思議な国のアリス」を題材にしており、

原作の世界観とのギャップがすごいです。

 

最後のまさかの展開は

「あっ!」と思うこと間違いなしです。

 

以下詳細です(ネタバレなし)

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☆アリス殺し

著者:小林泰三

 

アリス殺し 創元クライム・クラブ / 小林泰三 【本】

 

 

アリス殺し【電子書籍】[ 小林泰三 ]

 

 

あらすじ

 

大学院生の栗栖川亜里は最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ていた。

 

ハンプティダンプティの墜落死に遭遇する夢の翌日、大学に行くと、

キャンパスの屋上から玉子という博士研究員が墜落死を遂げていた。

 

次に亜里が見た夢の中で、今度はグリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死すると

現実でも牡蠣を食べた教授が急死する。

不思議の国と現実の死はリンクしているらしい、、、

 

不思議の国では三月兎と頭のおかしい帽子屋が犯人捜しに乗り出していたが

思わぬ展開からアリスは重要容疑者にされてしまう。

 

もしアリスが死刑になってしまったら現実世界ではどうなってしまうのか?

 

彼女と同じ夢を見ていると判明した同学年の井森とともに、亜里は事件を調べ始める。

 

(本書参考)

 

レビュー

 

こちらの作品にジャンルをつけると

SF×ホラー×ミステリーの三つのジャンルをミックスした作品です。

 

最後の怒涛の展開かつ、衝撃のラストは

読者を完全燃焼させると思います。

 

そして、こちらの作品を楽しく読むには

ぜひ不思議な国のアリスを一度見てください!

 

私自身、不思議な国のアリスをまともに見たことがなかったので

YouTubeでフルを見て本書を読みました。

 

本書では実際のキャラクターが登場するので

キャラクターのイメージなどを膨らませることができ

さらに面白く読めると思います。

 

本書はグロテスクな描写もあるので

苦手な方はご注意ください。

 

最後に

 

今回の「アリス殺し」をきっかけに

初めて不思議な国のアリスを見ました。

 

面白いけど、闇が深い作品だなと感じました。

 

子供のころに見ると絶対ここトラウマになりそう

というシーンがけっこうあり、

今回のようなダークな作品の題材になる理由も分かった気がしました。