【究極のフーダニット作品】カササギ殺人事件 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回はアンソニー・ホロヴィッツの「カササギ殺人事件」を読み終えたので読了ブログ書いていきます。
一つの本(物語)で二つの謎解きが見れるフーダニットの物語の最高峰です。
ミステリーの基本中の基本作品だが、基本を極めた作品とは、この作品の事を言うのかなと思いました。
以下内容詳細です
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目次
☆カササギ殺人事件(上)(下)
上巻あらすじ
1955年7月サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執り行われた。
鍵のかかった屋敷の階段したで倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか。あるいは・・・
その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。
余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は?
下巻あらすじ
名探偵アティカス・ピュントシリーズ最新作「カササギ殺人事件」の原稿を結末部分まで読んだ編集者の私はあまりのことに激怒する。
ミステリーを読んでいて、こんなに腹立たしいことってある?
原因を突き止められず、さらに憤りをを募らせる私を待っていたのは予想もしない事態だった。
書評 ※ネタバレなし
本物語は、一冊で二度おいしい、二つの話で成り立っています。
一つは名探偵アティカス・ピュントの活躍を描いた小説物語。
もう一つは、アティカス・ピュントシリーズの担当編集者である、語り手の私と、作者アラン・コンウェイを中心とした関係者の物語。
そう、カササギ殺人事件は現実の物語と空想の物語をミックスした一冊になり、一つの作品で二度謎解きが楽しめる類を見ない作品構成となっております。
上巻を読んで読者に植え付けられた謎は、すさまじく、
もしあなたが上巻を読み終えたら、すぐ下巻を開きたくなるでしょう
アティカス・ピュントの物語と編集者の私の物語。
この非リアルとリアルが交わる接点が本物語の一番おもしろい所で、ポイントとなります。
精巧に散りばめられた「謎」とアイデアは読んでいて感嘆とすること間違いないでしょう。
ただ、イギリスネタをちょいちょい挟んでくるので、読んでて「?」になることは多かったです(笑)
最後に
最近推しのアンソニー・ホロヴィッツは、やはり期待を裏切りませんでした。
むしろ期待以上。
www.tsogen.co.jp販売出版社曰く、「カササギ殺人事件」の続編が2021年中には発売するらしいです!
ちなみに一足先に本国イギリスでは去年に「Moonflower Murders」という題名で発売しているみたいです。
ちなみに邦題だと「ユウガオ殺人事件」になるとか
作品の書き方的に続編は難しく、番外編的な感じになると思っていましたが、
ところがどっこい、内容のあらすじを調べた結果、ガッツリ本作の続編という形でビックリしました。
現実の主人公・スーザンと物語の主人公・アティカス・ピュント二人の活躍が読めるのが楽しみで仕方ありません。
早く発売してほしいです。