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【学園エンターテイメントとミステリー:一つで二つ楽しめる作品】TAS 特別師弟捜査員 著者:中山七里

おはようございます。

こんにちわ。

お疲れ様です。

 

アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は中山七里さんの最近出版した文庫本の一冊「TAS 特別師弟捜査員」を読み終えたのでレビュー書いていきます。

 

気が付けば新刊が出ている、中山七里さんの刊行ペースには毎度びっくりされます。

 

最後、一気に畳みかけてくる展開は読んでいて手に汗握ること間違いなしです!

 

以下内容詳細です。

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目次

 

 

☆TAS 特別師弟捜査員

著者:中山七里

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TAS 特別師弟捜査員 (集英社文庫)

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あらすじ

関節をあり得ない方向に曲げ赤黒い血だまりの中で死んでいたのは、学校一の美少女だった。

 

飛び降り自殺と噂する生徒。

転落事故と主張する校長。

騒ぎ立てるマスコミ。

 

校内外が騒然とする中、クラスメイトの慎也は、ある引っ掛かりを覚えて事件性を疑う。

 

そこに従兄で刑事の公彦も加わり、二人は潜入捜査を開始する。

 

怒涛の展開、まさかの結末。

ノンストップ学園ミステリー。

 

読後感想

学園一の美少女が飛び降りて死んだのは他殺か事故か自殺か・・・

 

この謎を軸に話は進行していきます

 

従兄の公彦の依頼と、慎也自身の好奇心から被害者の所属していた演劇部に潜入する。

 

渦中の演劇部と学校側の光と影を、信也および演劇部のメンバーは体感する場面はリアルに描かれていました。

 

潜入捜査のため、なんとなく入部したが、ひょんな事から脚本制作にのめり込み、いつの間にか潜入捜査より、演劇部の存続や文化祭での劇の成功に真剣に取り組んでいくという心情の変化がうまく描けており読者は青春時代を思い出すこと間違いなしです。

 

(その慎也の青春物語の中にも謎を呼ぶ事件を発生させ、読み手を一気に現実に引き戻す手法は見事の一言。)

 

正直最後らへんは、演劇部の物語に没頭しすぎて、本誌最大の肝の事件解決を忘れかけていましたw

 

ただそこは、さすが「どんでん返しの帝王」。

 

物語の最後に最大の謎、事件解決を畳みかけるように持ってきます。

まさに息をのむ展開とはこのことかなと思いました。

 

学園エンターテイメント&ミステリー両方楽しめる一石二鳥の一冊です。

 

最後に

中山七里さんの作品は物語の中盤に、「まじ謎だわ」ってなるのが個人的に読んでいておもしろい理由です。

 

もし、このブログを読んでいる方で中山七里作品が好きな人がいれば、好きな理由などお聞かせください!