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【ミステリー好きに朗報。新時代の本格ミステリー作品が爆誕しました】硝子の塔の殺人 著者:知念実希人

おはようございます。

こんにちわ。

お疲れ様です。

 

アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は知念実希人さんの「硝子の塔の殺人」を読み終えましたのでレビュー書いていきます。

 

購入したのが発売から2週間ぐらい経ってから購入しました。

 

その間に本屋にいくと、各本屋の人気ランキングの棚に1位or2位で常に乗っていたので購入前から非常に気になっていた作品でした。

 

知念さんの作品は比較的多く読んでいますが、本作品では新たな境地に達したというのが読書後の印象でした。

 

帯のキャッチコピーの「ミステリを愛するすべての人へ」というキャッチコピーが的を得すぎていました。

 

ミステリー好きは有無を言わず読んでください。

これに関しては本代の2000円とそれに費やす時間のプライスレスを保証します(笑)

 

以下内容詳細です

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目次

 

 ☆硝子の塔の殺人

著者:知念実希人

 

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硝子の塔の殺人

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あらすじ

雪深い森で輝く、硝子の塔。

 

地上11階、地下一階、唯一無二の美しく巨大な尖塔。

 

ミステリーを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。

 

そして館で次々に惨劇が起こる。

 

館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血濡れの遺体が。

 

さらに血文字で記された13年前の猟奇的事件・・・・

 

謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。

 

散りばめられた伏線、読者への挑戦状。

 

驚愕のラストは今までのミステリー作品を凌駕すると言っても過言ではない。

 

レビュー

よく分からない巨大な塔、クローズドサークル、密室殺人、名探偵、優秀な助手、強大なヴィラン倒叙などミステリー要素をすべてぶち込んだ作品です。

 

名探偵・碧月夜を中心に不可解な事件が解決されたところが、この物語の始まりです。

 

本当の物語は中盤~終盤にかけてになります。

 

ちゃぶ台をひっくり返すとは、このことかと言うぐらい前半の伏線回収、話がどんでん返されます。

 

小説などは物語を俯瞰して読むものという概念でしたが俯瞰の中に「読者への挑戦状」が突き付けられ没入感がすごく一気に読むことができました。

ここだけ見たら「何言ってるの?」となると思うんですが読んだら絶対理解頂けます(笑)

 

知念先生の作品の特長である現役医師だからできるリアルな表現など今までの良さも、しっかり体現されておりました。

 

知念さんの作家デビュー10周年、実業之日本社創業125周年

この一冊はまさにその節目に相応しい「超本格」作品と言っても過言では御座いません。

 

最後に

登場人物の共通点として「ミステリー作品好き」という共通点があります。

 

なお、ミステリーの名作の内容が割と本作品では重要なヒントとかにもなったりもします。

 

ですので、作中にミステリー作品の作品名などが、かなり出てきます。

 

知らないからと言って本作の楽しさが半分以下になるみたいな事はないですが、知っていれば+αでさらに楽しめるのかな~と感じました。

 

あまりにも色んな作品が本作中に登場するので、自分が知っているミステリー作品の世界はまだまだ狭いなと実感しました。

これから往年の名作も含め色々な作品を読んでいきたいなと強く決心しました。