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【天久鷹央の事件カルテ最新作】久遠の檻 著者:知念実希人

おはようございます。

こんにちわ。

お疲れ様です。

 

アオシュウです(@aoshudesu

 

やっとでた天久鷹央シリーズ最新作「久遠の檻」を読み終えたので読了レビュー書いていきます。

 

すべての天久鷹央の事件カルテシリーズを読んだわけではないですが、トリックや謎性は本作が一番好みでした。

 

本作を一言でいうと「事件の外見が奇怪に見えれば見えるほど、その本質は単純なものだ」というシャーロックホームズの名言がピッタリかなと思われる作品です。

 

ぜひその「単純」に驚愕してください。

 

以下内容詳細です

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目次

 

☆久遠の檻

著者:知念実希人

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あらすじ

美しいままの少女。

不老不死の謎に挑む。

 

かつてアイドルとして芸能活動をしていた少女、楯石希津奈。

 

十五年以上の時を経て彼女が全く同じ容姿で現れたことに驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の天久鷹央に診察を依頼する。

 

だが検査しようとした矢先、父親が現れ希津奈は連れ去られてしまう。

 

ミイラ化した死体。

自殺からの復活。

相次ぐ不可思議な現象の真実とは?

 

レビュー

今回は天久鷹央VS不老不死少女です。

 

ファーストインパクトが凄く、読者の目を引く題材となっております。

 

ファーストインパクト通り、マンガで見るような死者の復活、不老など説明がつかない事象が次々出てきます。

 

本当に少女が不老不死ではないかと思い始めても可笑しくないぐらい作り込みが細かいです。

 

ただ天久鷹央の事件カルテ読者なら分かると思うが、そこは問屋が卸さない。

 

天久鷹央が医療の知識を駆使し事件を驚かせる展開に持っていきます。

 

VS不老不死少女というインパクトが強い題材の裏にしっかり医療的エビデンスが組み込まれており、納得できる展開に「なるほどね~」が止まらなくなること間違いなしです。

 

これまで知念作品になってきた、お医者さんもカメオ出演するので往年の知念ファンも必見です。

 

最後に

今回もしっかりコメディー展開が作中に散りばめられており読みながら「クスクス」すること間違いなしでしょう。

 

天医会総合病院の統括診断部のメンツは最高です。

次の新作は来年の夏だろうか?

それも楽しみです。