【もし、あなたが日本の総理大臣になったら】総理にされた男 著者:中山七里
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回紹介する一冊は、もしあなたが明日から菅総理に代わって、総理大臣になったらという物語です。
久々にミステリー以外の作品を見ました。
今の日本を映したようなエンタメ作品で非常に面白かったです。
以下内容詳細です
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☆総理にされた男
著者:中山七里
あらすじ
「しばらく総理の替え玉をやってくれ」-----
総理そっくりの容姿に目をつけられ、俺は官房長官に誘拐された。
意識不明の総理の代理というが、政治知識なんて主人公はかけらも持っていない。
突如総理にされた売れない役者・加納へ次々に課せらる、野党や官僚との対決に海外で起こる史上最悪の事件!?
怒涛の展開で政治経済外交に至る日本の論点が一挙に分かる一冊。
レビュー
皆様よくテレビニュースとかを見ていて、「政治家もっとしっかりしてくれ」 「私だったらこういう政策作って日本を良くできる」など思ったことはあるのではないでしょうか?
分かりました。
じゃあ、明日から総理やってみたらどうでしょうか?
という総理大臣シュミレーション物語です。
政治の「せ」の字も分からない主人公が四苦八苦しながら政治をしていき、今の日本に一石を投じていく姿は読んでいて、知らないうちに主人公を応援してました。
主人公・加納の総理姿を追う事により、政治に無知な人でも「政治とは?」というのを学ぶことができます。
思った以上専門的に書かれており、政治の仕組みの勉強になりました。
総理としての自分、一国民としての自分と葛藤する様や、替え玉を演じているのがバレないかというスリルも味わうことができ、物語としても楽しむことができます。
また本作にテロの場面が出てきます。
この場面は同著者の作品「テロリストの家」の重要な事象なのですが、同じ場面を出してなんとも言えない繋がりを出してくるあたりが、中山七里ファンとしては良かったです。(勘違いでしたらごめんなさい)
最後に
学生のとき現代社会の授業があります。
もし私が先生であれば、現代の日本の政治を学ぶのにお勧めの教材として採用したいぐらい政治とは?というのが詳しく書かれております。
エンタメ作品としても、政治教材としても最高の一冊だと思うのでぜひ読んで見てください。