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【あなたの予想を覆す一冊】冷たい手 著者:水生大海

おはようございます。

こんにちわ。

お疲れ様です。

 

アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は水生大海さんの「冷たい手」を書評していきます。

 

 

 

ここ最近のミステリーブックで「犯人、お前かよ」と一番思った本でした。

 

10人この本読んだら9人は犯人を見抜けないと思います。

 

過去の因縁と今を繋ぐ衝撃の事実は・・・?

 

ミステリー好きの人にオススメの一冊です。

 

以下内容詳細です

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☆冷たい手

著者:水生大海

 

 

 

<あらすじ>

 

雨の音が聞こえる。

 

冷たい手が伸びるーーーー

 

アパレル定員として働く朱里。

 

隠し続ける「あの日」が近づき、同じ過去を共有する典子が婚約の報告に訪れた。

 

しかしその一か月後、典子は何者かに殺されてしまう。

 

典子を殺したのは誰か。

 

「あの日」に何があったのか。

 

複雑に絡み合う真実の末に潜むのは衝撃のラスト

 

<書評>

 

過去の事件が引き金となり、あらすじに記載した事件が起こります。

 

色々な事が絡み合い物語は複雑になってきます。

 

「この人犯人かな?」となんとなく予測するが読み進めていく中で

辻褄が合わず「犯人ではないなあ」と読んでいて私の頭の中はこの繰り返しでした。

 

ただミステリー好きの私にとっては真実がぼやける感じが良く、読んでいて非常にワクワクしました。

 

登場人物それぞれの視点で物語が描かれており、物語自体が複雑な中でも心情や情景が分かり話を理解することができました。

 

犯人の視点でも描く場面があればもっと面白かったかも・・・

 

個人的にミステリー好きの人に読んでもらいたい一冊です。

 

<最後に>

 

この作品、結果ハッピーエンドで終わります。

 

しかし、最近バッドエンドで終わる本も「おもしろい」と感じるようになりました。

 

理由として一番大事な結末をバッドエンドで終わらせるのは、作者の技量を感じる事ができるからです。

 

「この流れからこの結末かー」とバッドエンドであれば作者の意図やどのような気持ちで描いたのかを考察することでき読後後も余韻を楽しめることができます。

 

このあるある分かってくれる人が居てくれたらツイッターや問い合わせから連絡ください。笑