【12か月連続刊行企画第11弾作品】復讐の協奏曲 著者:中山七里
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
中山七里さんの12か月連続刊行企画の最新刊「復讐の協奏曲」を読了したので感想およびレビューを書いていきます。
元殺人鬼の主人公・御子柴弁護士のダークヒーローっぷりに目が離せません。
「私の仕事は無罪にすることで、真相を明らかにすることではない」の言葉通り、冷徹な仕事ぶりがかっこよく、男なら誰しもが憧れる主人公かなと思いました。
他の作品にも、たまに登場する御子柴の活躍が見れる作品です。
中山七里ワールドが好きな人必読です。
以下詳細です。
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目次
☆復讐の協奏曲
著者:中山七里
価格:1,760円 |
あらすじ
三十年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。
事務所に<この国のジャスティス>と名乗る者の呼びかけに応じた八百以上の懲戒請求書が届く。
処理に忙殺される中、御子柴の弁護士事務所、唯一の事務員の洋子は外資系コンサルタント・知原と夕食を共にする。
翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。
弁護を引き受けた御子柴は、洋子が自身と同じ地域出身であることを知り・・・・
レビュー
他の作品でも、たまに登場していたので、なんとなく御子柴の背景は知っておりましたが、御子柴が主人公の物語自体は始めて読みました。
まず、元殺人鬼で今は更生してバリバリの弁護士、しかも勝率は90%以上。という主人公設定は漢の中の漢であれば読む気が出てくると思います(感化された自分の事)
そしていざ、御子柴の活躍を読んでいくと、お金を積めばどんな案件でも請け負い、感情に左右されない冷徹な部分は持ちつつも、鋭い洞察力で事件を解決に導きクライアントを無罪に導く姿は、まさに私が理想とするダークヒーローでした。
今回は唯一の同僚の洋子が殺人の容疑を掛けられ状況証拠が見つかる絶対不利な状況の中、一つ一つ調査していき真実を導き出します。
ラストの御子柴の反撃弁護は必見です。
また、御子柴と洋子の周りで起こった点(事象)を最後に線で上手く結び「こういう事だったのか」と読者に思わせる物語構成は「さすが」の一言でした。
興味を持った人はぜひ読んで頂ければ幸いです。
最後に
何だかんだ2020年もあと約一か月。
ということは、この12か月連続刊行企画も、あと一冊という事です。
毎月のプチ楽しみでしたので寂しくなります。。。
今、本何を読もうと悩んでいる方、このシリーズを一から読めば中山七里さんの作品読んでない人もだいぶ知ることができるのでオススメです(my体験談)