【半沢直樹ドラマファン必見・ドラマの前日譚】花咲舞が黙ってない 著者:池井戸潤
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こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回は半沢直樹ファン必見の一冊、「花咲舞が黙ってない」を読み終えましたので書評書いていきます。
ドラマ信者の私でも十分に楽しめた一冊で、2020年のドラマの登場人物とのクロスオーバーも必見です。
以下内容詳細です。
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目次
☆花咲舞が黙っていない
著者:池井戸潤
新装増補版 花咲舞が黙ってない (講談社文庫) [ 池井戸 潤 ]
あらすじ
東京第一銀行の花咲舞は今日も不正を許さない。
別府支店が見送りの判断を下した老舗温泉旅館への巨額投資。
返済の見込みは立たないはずだが、直後ライバル行が融資を決定した。
無謀な融資の裏に隠された二つの銀行の上層部が交わした約束とは(「湯けむりの攻防」)
正義の狂咲が組織の闇に挑む、スカッと短編集。
書評
話の時系列は昨年のドラマのだいぶ前の時間になり、2000年前後になります。
お馴染みの東京中央銀行ができる前の話で、東京第一銀行と産業中央銀行が合併するかしないかの時の時間軸の話になります。
(結果的に東京第一銀行と産業中央銀行が合併して、東京第一銀行になります)
花咲が所属する臨店指導グループがそれぞれの支店の些細な事から銀行内外の
スキャンダルを見つけだし、問題の解決に奮闘する姿が描かれています。
池井戸潤作品では外せない醍醐味のミステリーとしての魅力がある話。
また人間の誠実性にスポットを当てた話。
一冊に多種多様なスタイルの作品が詰まっており、ページを捲る手が止まりませんでした。
そして、なんだかんだこの短編集が最終的に一つの物語として繋がり、しっかり落としてくる所は、「池井戸さん、さすがです!」と言いたくなります。
そして、もう一つの魅力はなんと、あの半沢直樹も出てきます。
これは半沢直樹のミーハーファン必見です。
(画像引用元)
若がりしころの半沢直樹になり。メインの登場ではないですが、本作でもクライマックスにビシッと決めてくれます。
完全にドラマのクライマックスみたいな感じに脳内映像変換してました(笑)
そしてビックリしたのが
紀本常務がガッツリ出てきたところです。
(画像引用元)
読んでいる途中に「あの紀本常務のことかな」と思ってググってみたら、ドンピシャで紀本常務だったので笑ってしまいました。
ドラマのように悪い立場の人ではなかったですが、この作品を読めばドラマで最終的に倍返しされる立場になるなーと読み取れる役柄でした。
話の面白さだけではなく、ドラマの超前日譚にもなる話なのでドラマファンのミーハーにお勧めしたい一冊です。
半沢ロスの方必読です!!
最後に
半沢直樹や本作品の同系列の作品を見ていると、おもしろいなと思う反面、「よく仕事ごときにここまで一生懸命になれるな」とすごく性格が悪いことを思いながら読んでます。
多分世の中のサラリーマンは自分含め、「このように生きていきたいな」と思っているからあそこまで人気な作品になるのかなと思ったりしています。