【中山七里12か月連続刊行企画の第8弾作品】テロリストの家 著者:中山七里
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回は中山七里さんの最新作で12か月連続刊行企画の第8弾「テロリストの家」を読み終えたので書評していきます。
もし愛する家族が犯罪者になったらどうしますか?
その難題を体験できる一冊になります。
家族や主人公の葛藤がリアルに描かれており本作品に感情移入ができます。
感情移入しすぎて読んでいて途中心が苦しくなりました。
「自分が主人公の立場ならどうするだろう?」と考えながら読んで頂きたい一冊でになります。
以下詳細です
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☆テロリストの家
著者:中山七里
【あらすじ】
国際テロを担当する警視庁公安部のエリート刑事・幣原は、イスラム国関連の極秘捜査から突然外された。
まもなく、息子の秀樹がイスラム国のテロリストに志願したとして逮捕された。
妻や娘からは捜査のために息子を売ったと疑われ、公安や世間には身内から犯罪者を出したと非難される。
豹変する同僚、知らない顔が見えてきた家族、群がるマスコミ、日常は一変し公安刑事は窮地に陥る。
公安刑事として正義を貫くか、父としてかけがえのない家族を守るか、幣原の選択はーーーー
【レビュー】
主人公の公安刑事・幣原の息子が突如テロリストになり、急変した世間と闘う姿は非常にリアルに描かれておりました。
近親者や親しい人が犯罪者になった体験はもちろんないため実際どうなのかは分からないですが、現実に置き換えるとこんな仕打ちを受けるのかと思いながら読みました。
主人公が「どうしよう。本当に。なすすべが無い」とい気持ちが伝わる場面がいくらかあります。
その場面は読んでいて悲しくなってきますし、文面だけでもその映像が脳内に再生されます。
家族や主人公の葛藤をリアルに描き読者に感情移入させつつも、最後の最後に、読者を唸らせるドンデン返し展開を持ってくるので、そのあたりはさすがだなと思いました。
【最後に】
何だかんだ言って毎月、中山七里さんの作品読んでいます。
これは好きと言ってもよいレベルだと思います。
ぜひこれからも継続的に新作発行宜しくお願い致します!