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【天久鷹央の最新事件カルテ】神話の密室 著者:知念実希人

おはようございます。

こんにちわ。

お疲れ様です。

 

アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は知念実希人さんの天久鷹央の事件カルテの「神話の密室」を読み終えたのでレビュー書いていきます。

 

 

このシリーズの作品初めて読みました。

 

鷹央、小鳥遊、鴻ノ池の三人のポップなやり取りにクスッとできつつも、

医療に着眼点を置いたトリックや仕掛けは、従来のミステリー小説とは一味違い新鮮で面白く、あっという間に読み終える事ができました。

 

ぜひ、ほかの作品も読んでみたいものです。

 

以下詳細です

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 ☆神話の密室

作者:知念実希人

 

 

あらすじ

 アルコールが一滴もないはずの閉鎖病棟で泥酔を繰り返す人気小説家。

 

キックボクシングのタイトルマッチ、勝利の瞬間にリングで死亡した王者。

 

かたや厳重な警備の病院で・・・

 

こなた千人以上の観客が見守る中で・・・

 

まるで神様が魔法を使ったかのような奇妙な「密室」事件、その陰に隠れた思いもよらぬ「病」とは?

 

天才女医・天久鷹央が不可能犯罪に挑む。

 

レビュー

医者の知念先生だから描けた作品かなと思いました。

 

かなり医療用語などが出てきます。

 

でも、安心してください。

メイン登場人物のキャラがポップで、やり取りもコメディ感があり、読む事へのハードルが低くなっており、むしろ読み心地は最高でした。

 

逆に小難しい医療用語などがいい味を出しています。

 

トリックや仕掛けも通常のミステリーとは違い、医者だから描ける唯一無二の内容かなと思いました。

 

私はこのシリーズを始めて読みましたけど、ぜひとも他の作品も読んでみようと思わせられる一冊でした。

 

最後に

知念さんの作品は「医療」に着眼している作品が多く、いわゆる「医療ミステリー」という形式の作品です。

 

「かなり取っつきにくい内容なんだなー」と思う人もたくさんいらっしゃると思います。

 

しかしながら、読んでみると、どの作品も良い意味で単純明快で、むしろその辺の下手なミステリー小説より話の展開なども分かりやすいです。

 

まだ知念先生の作品を見たことない人は「医療ミステリー」という固定概念を捨てて騙されたと思って一冊手に取って欲しいです