【期待の新人作家、阿津川辰海さんの作品】紅蓮館の殺人 著者:阿津川辰海
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
お盆はいかかがお過ごしでしょうか?
私は実家に帰って過ごしてます。
いつもだと新幹線がラッシュでパンパンなのに今回はあまりにも空席が多すぎて逆に変な感じがしました。
そんなセミもミンミン泣く中、今回も読了した本を紹介していきます。
今回は新人作家の阿津川辰海さん「紅蓮館の殺人」を紹介していきます。
この方、東大のミス研出身で25歳の新鋭で、この先も要チェックな新人作家でした。
話を読んだ感じ全体的に現代風な感じがして若い人向けです。
世代的には私も若い世代でフラットに言っても、描き方などがモダンで「本をこれから読むぞ」という若い人にオススメです。
以下内容詳細です
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☆紅蓮館の殺人
著者:阿津川辰海
あらすじ
山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は落雷による山火事に遭遇。
救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。
だが翌朝、吊り天井で圧死した彼女が発見された。
これは事故か、殺人か。
葛城は真相を推理しようとするが、住人と他の避難者は脱出を優先するべきだと語る。
タイムリミットは35時間。生存と真実、選ぶべきはどっちだ。
(本書引用)
山中の館で繰り広げられるクローズドサークルの話になります。
ミステリー好きにはよくある設定ですが、その館内で繰り広げられる本格謎解きは必見です。
書評
こちらは謎解き要素が強いミステリー小説の印象を受けました。
重要なトリックなどを図面で説明しているページがありがたかったです。
ですのでミステリージャンルが苦手な人、なかなか本を読む機会がない若い人は比較的読みやすいと思います。
主人公・葛城の緻密に考えられた論理名探偵ぶりと葛城の暴走を止めたり諭したりする田所の、まるでシャーロックホームズとワトソンのようなコンビが物語の良い車輪になっていました。
本格的な謎解きに挑戦した人はぜひこの本を読んでチャレンジしてみてください。
こちらの作家さん自分と同世代ということで勝手に共感してますので、これからの活躍を祈りつつ、次回作以降も注目していきたいと思います。
最後に
今回紹介した作品は、
こちらの今村昌弘さんの作品シリーズに似ていると思いました。
上記作品は映画化もされているので、映画とか本でこの作品を見たり、読んだりして「おもしろいな」と感じたら、今回の「紅蓮館の殺人」も楽しめると思います!