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【嫌な気持ちになるけど続きが気になって爆速で読了してしまう一冊】悪寒 著者:伊岡瞬

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アオシュウです(@aoshudesu

 

 

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 今回はこちらの「代償」に続けて伊岡瞬さんの「悪寒」を読み終えたので感想書いていきます。

 

本書解説記載通り、「嫌ミス」の作品でした。

 

読んでいて「マジかよ。かわいそすぎるだろ」となりますが、そのおかげもあって、とにかく続きが気になり、購入24時間以内で読了しました。

 

「代償」に比べミステリー要素が強めの作品かなと感じました。

 

以下内容詳細です。

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目次

 

☆悪寒

著者:伊岡瞬

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 【本の詳細】

 

悪寒 (集英社文庫)

 Amazon

あらすじ

大手製薬会社社員の藤井賢一は、不祥事の責任を取らされ、山形の系列会社に飛ばされる。

 

鬱屈した日々を送る中、東京で娘と母と暮らす妻の倫子から届いたのは、一通の不可解なメール。

 

<家の中でトラブルがありました>

 

数時間後、倫子を傷害致死容疑で逮捕したと警察から知らせが入る。

 

殺した相手は、賢一が出向させられた、きっかけを作った本社の常務だった。

 

単身赴任中に一体何があったのか?

絶望の果てにまさかの真相が・・・

 

読んだ感想

 

本作品はフーダニット物語かなと感じました。

 

伊岡さんの作品は人間の怖さや闇部分を全面に押し出した作品が多いと勝手に思っています。

 

その中で比較すると、本作品はミステリーに重点を置いた作品かなと思います。

 

最後に怒涛の勢いで容疑者が登場し、

誰が犯人で、真実はいかに?と読み返して推理したくなる展開でした。

 

そして、主人公が相変わらず、ちょっと惜しいのと、主人公を取り巻く登場人物が凄くあくどいんです。

 

読んでいて何度も「主人公・賢一さん、もっとビシッと言っていいんやで、なんなら、ぶん殴っていいんやで」と言いたくなりました(笑)

 

でも、そんな主人公だから、この話は成り立っているのかなと思ったりはしてます・・・

 

読みながら生まれてくる予想や考えの、斜め上を行く展開は波乱万丈で読む価値ありです。

 

最後に

2作連続、伊岡さんの作品を読んだので、少しお腹いっぱいになりました(笑)

 

しかしながら、「代償」「悪寒」を読んで伊岡さんの独特な重厚感ある物語が改めて好きになりました。

 

今の本読み終えたらまた違う作品を購入すると思います。

オススメあれば教えてください。