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【事件の真実のあとが本編。そんな奇妙な一冊】そして誰もいなくなる 著者:今邑彩

おはようございます。

こんにちわ。

お疲れ様です。

 

アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は今邑彩さんの「そして誰もいなくなる」を読み終えたのでレビューしていきます。

 

題名の通りこちらの作品はアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」の作品を題材にして描かれた物語となります。

 

個人的に「そして誰もいなくなった」を読まずに本書を読んだほうが変な先入観がなく読めるので良いと思いました。

 

1996年に初版が発行され随所に改版がされ長く愛されている作品になります。

 

以下内容詳細です

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 ☆そして誰もいなくる

著者:今邑彩

 

 【あらすじ】

 名門女子高の式典の最中、演劇部による《そして誰もいなくなった》の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。

 

上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。

 

次のターゲットは私!?

 

部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、姿なき犯人に立ち向かうが・・・

 

【書評】

 学園を舞台に「そして誰もいなくなった」の筋書き通りにどんどん人が殺されていきます。

 

シリアルキラーの仕業か、それとも理由があって奇妙な殺し方をしているのか、

読んでいて誰が犯人なんだろうとワクワクしながら読んでいました。

 

そして、犯人が出てきて、事件のからくりを知った所から本当の真実が見えてきて、本編の物語が進行していきます。

 

黒幕の黒幕がいて、さらに裏があるという目まぐるしく判明する事実に読んでいて何度もビックリしました。

 

最終的に本書題名が大きな伏線であり、物語の事象だったのかと読み終えて個人的に解釈をしました。

 

犯人の犯人は誰でその裏に存在する衝撃な事実は?

王道ミステリー、どんでん返し好きなそこの貴方には外せない作品だと思います。

 

ぜひ読んで感想を聞かせていただければ幸いです。

 

【最後に】

 1996年に初版が発行されました。約25年前。

 

本書に出てくる場面で公衆電話で電話、家の電話で親の目を気にしながら友人とのやり取り、FAXでのメッセージのやり取りなど時代を感じさせる内容は読んでいて、とても懐かしさを感じました(笑)

 

いまだと電話すらもほぼしないので「時代だなー」と感じながら本書を読み進めました。