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【ビル・クリントン元アメリカ大統領が描くミステリーエンタテイメント小説】大統領失踪 著者:ビル・クリントン&ジェイムズ・パーターソン

おはようございます。

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アオシュウです(@aoshudesu

 

今回はアメリカ元大統領ビル・クリントンとジェイムズ・パーターソンが書いた「大統領失踪」を読み終えたのでレビューを書いていきます。

 

2018年にアメリカで刊行されると同時に各種ベストセラー・ランキングトップに躍り出たのが本書になります。

 

元大統領が放つ迫真のエンタテイメント小説。

 

映画化にしたら、おもしろいだろうなーと思いながら読みました。

 

以下詳細です。

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目次

 

 

☆大統領失踪(上)(下)

著者:ビル・クリントン&ジェイムズ・パーターソン

 

上巻

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大統領失踪 上 (ハヤカワ文庫NV)

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大統領失踪 下 (ハヤカワ文庫NV)

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上巻あらすじ

アメリカ合衆国の大統領ダンカンが公の場から忽然と姿を消した。

 

週明けに聴聞会を控えた金曜日の事だ。

 

世界中のメディアは大統領の失踪を報じ、大統領の弾劾を狙う対立党の議員は彼を叫弾するが、その陰でダンカンは迫りくる未曽有の大規模テロの危機と闘っていた。

 

下巻あらすじ

かつてない規模のサイバーテロが準備を終え、攻撃開始の時刻を待つばかりだという。

 

姿を隠した大統領ダンカンは対策班を動かし、同盟国の力も借り、仕込まれたウイルスの始動を止めようとする。

 

だが、犯行が予告された当日未明、ロサンゼルスの複数施設で爆発が起きた。

 

これは一連のテロの幕開けにすぎないのか、そしてホワイトハウスに潜む裏切り者とは?

 

レビュー

序盤は割と抽象的に描かれている場面が多く、少し分かりにくいところが多かったです。

 

しかしながら、尻上がりでおもしろくなってきます。

 

クライマックスのサイバーテロとの戦い、ホワイトハウス内の裏切りは誰なのかという探る駆け引きはまさに手に汗にぎる展開でした。

 

特に下巻は面白かったので一日以内で読み終えました(笑)

 

また、さすが、元アメリカ大統領、

 ということだけあってホワイトハウス内の人間関係や大統領とはどんな仕事をしているというのが詳細が描かれており、リアリティがありました。

 

どちらかというとアメリカの軍事的な場面が描かれているのが多いですが、大統領を取り巻く政治事情も本紙を読めば分かると思います。

 

大統領とは何なのか?というリアルな部分と、ベストセラー作家ジェイムズ・パーターソンが描くエンタメ性が上手い具合にマッチしており読み応えのある一冊です。

 

海外ドラマ「24」が好きな人は好きそうな物語だと思います(笑)

 

最後に

アメリカ大統領もしかり、著名な人が自伝などの本を描いて出版するというのは、よく聞きますが、本誌のようにフィクション物語を0から創るというのは珍しいのかなと思いました。

 

本物語の続編は無いそうですが、クリントン&パターソンの共同作品第二弾を21年6月に発行することが決定しております。

(元大統領の娘が誘拐されるような話だそうです)

 

アメリカ大統領の小説家ビル・クリントンの今後の活躍に目が離せません。