【ハードボイルドの正義は、やはりカッコイイ】冷たい檻 著者:伊岡瞬
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
伊岡瞬さんの「冷たい檻」を読み終えたので書評していきます。
かなりボリューミーな一冊になります。
主人公から脇役まで登場人物それぞれの視点で話が描かれ、物語が進んでいき徐々に物語のパズルがはまっていく感じは読んでいて「どうなるのだろう?」となり、ページを捲る手が止まらなかったです。
物語設定もミステリー好きが好きそうな設定で、読む前からそそられる所がありました。
サスペンス好きには是非読んで欲しいオススメの一冊です。
以下詳細です
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☆冷たい檻
著者:伊岡瞬
≪あらすじ≫
北陸地方に在る村の駐在所から警官が失踪した。
県警本部から派遣された調査官・樋口透吾は後任の駐在・島崎巡査部長と共に失踪の謎を追う。
そして、過去に発生した事件や事故が村に存在する大型複合医療施設に関係していることに気が付いた。
だが、さらに凄惨で不可解な殺人事件が発生してしまう・・・・
≪書評≫
まず私は物語設定にワクワクして本書を購入しました。
「過疎の村」「謎の医療施設」「警官の謎の失踪」
この三つの設定が掛け合わされた時点で「これ絶対おもしろそう!」とミステリー好きの血が騒ぎ購入しました。
多くの人物が登場し、その登場人物それぞれの視点を駆使してテンポ良く描写しております。
コロコロと話しの視点が変わるので読んでいて混乱しそうと思うのですが、これがまったく、混乱せず、飽きずに最後まで読むことができます。
理由として脇役も含めて人物設定がしっかり設定されているからです。
脇役でも本書の主役で行けるぐらいの書き方をしているので、各登場人物の背景と物語が非常にマッチしていて読んでいて視点がコロコロ変わる事に違和感は持ちませんでした。むしろ心地よかったです。
事件の解決や真相解明もまさかの展開で楽しめますが、主要人物の人間物語も楽しめる一冊になっています。
≪最後に≫
伊岡瞬さんの作品初めて読みましたが読んでよかったです。
正直買う前は新書なのに滅茶苦茶ゴツイと思って若干不安でしたが、、、笑
他の有名作品で「代償」「悪寒」が面白いそうなので是非読んで見ようと思います