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【いよいよドラマ最終回!】ネメシスⅤ 著者:藤石波矢

おはようございます。

こんにちわ。

お疲れ様です。

 

アオシュウです(@aoshudesu

 

何だかんだいって全巻読んでいるで、お馴染みの「ネメシス」。

その最新刊「ネメシスⅤ」を読み終えました。

 

それぞれの巻によって話の特徴や内容が変わるので、飽きなく読むことができ巻を追うごとに面白くなってきています。

 

笑いありのミステリー小説で楽しく読めます。

 

以下内容詳細です

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目次

 

☆ネメシスⅤ

著者:藤石波矢

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あらすじ

「真実とフェイクのあいだに」

 

探偵事務所ネメシスを訪ねてきた、暴露動画配信者たじみん。

 

彼はフェイク動画により麻薬使用の疑いを掛けられており、同じ動画に移っていた女優の光莉(ひかり)は失踪中。

 

事件のカギは二年前のニュース番組の虚偽報道にあった。

 

嘘に満ちた世界で風真とアンナが見つけ出した真相とは・・・?

 

小説オリジナル「正義の餞」も収録。

 

レビュー

ストーリー|ネメシス|日本テレビ

今回の話はドラマで言うと、第六話になります。

 

話の重要なカギを握るジャーナリストの神田凪沙の役が真木よう子さんなんですが、すごくピッタリな役だなと感じました。

 

物語に話を戻しますと、行方不明の光莉を探し出す過程と、予想外の犯人をあぶり出し、そして出し抜くために二重に仕掛けられたトリックは読んでいて爽快でした。

 

徐々に物語全体の真実が見えてくるあたりもサスペンス感が出てきてグットです!

 

そして今回ミステリー好きな読者に読んで頂きたいのがスピンオフとして収録されている「正義の餞」です。

 

正規ストーリーでも出てくる神田凪沙の過去を描いた物語です。

 

ネメシスは全体的にコメディー部分もありクスッとしてしまう所が多いのですが、「正義の餞」は政治と金をテーマにした社会派ミステリー物語でミステリー好きを唸らせる作品でした。

 

今回の「ネメシスⅤ」はスピンオフ物語のほうが個人的に好きです。

 

実際口コミなどもリサーチしてみたら、「スピンオフの物語のほうが面白い」という感想が多かったです。

 

作者は巻ごとにそれぞれ違うのに、正規ストーリー&スピンオフストーリー共に話の軸がズレないのは本作全体の魅力です。

 

ドラマのほうは6/13にいよいよ最終回、小説のほうも過去の因縁が徐々に明らかになってきており、面白さのギアが上がってきております。

 

このまま駆け抜けて全読破をします!

 

最後に

ドラマをまだ見れてないのが悔しい( ^ω^)・・・

 

 

 

 

 

 

 

【宝島社・このミステリーがすごい!大賞2021の文庫本グランプリ受賞作品】甘美なる誘拐 著者:平居紀一

おはようございます。

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アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は宝島社の2021年「このミステリーがすごい!」大賞の文庫本グランプリ受賞作「甘美なる誘拐」を読み終えたので書評書いていきます。

 

タイトル通りジャンルは誘拐ミステリーになります。

 

ただ、皆さんが想像しているような誘拐の話ではないのがこの作品の肝です。

 

毎年「このミステリーがすごい!」の受賞作品は、気鋭の新しい作者が、今までにない作品を魅せてくれるので楽しみにしています。

 

以下内容詳細です

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

目次

 

☆甘美なる誘拐

作者:平居紀一

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甘美なる誘拐 (宝島社文庫)

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あらすじ

主人公の市岡信二(22歳)とその相棒の草塩悠人(23歳)はヤクザの下っ端。

 

常日頃、人使いの荒い兄貴分にこき使われる。

 

彼らの冴えない日常は、ある他殺体を見つけてから変わり始める。

 

同じころ、調布で部品店を営む植草父娘は、ヤクザの嫌がらせで廃業寸前に追い込まれていた。

 

一方、脱法行為で金を稼ぐ宗教団体・ニルヴァーナでは、教祖の孫娘・春香が誘拐されてしまう・・・

 

様々な事件が最後重なりあって衝撃のラストを迎える。

その衝撃に貴方は驚くこと間違いなし!

 

レビュー

本書のポイントは「誘拐」が中々始まらない所がポイントかなと感じました。

 

前半は市岡信二(22歳)とその相棒の草塩悠人(23歳)のヤクザ未満の日常の話だったり、部品店を営む植草一家の話、主人公の信二と悠人の出張先で規模を拡大している宗教団体・ニルヴァーナの話という形で、誘拐の「ゆ」の字も出てこないです。

 

そして、ようやく物語の中盤に誘拐が出てきます。

そこから、物語が一気に加速します。

 

誰も不幸にならない誘拐劇、その誘拐によって前半で描かれていた話のフラグを一気に回収していく様は読んでいて爽快でした。

 

登場人物や描かれている物語が多いと分かり辛くなり、読み進めるのが億劫になる傾向がありますが、そこも散らからることなく上手く描かれており読みにくいということはありませんでした。

 

少しネタバレになりますが、描き方的に主人公の信二が頭がキレそうな雰囲気をプンプン醸し出して、その相棒・悠人はおちゃらけキャラという感じですが、この悠人が実はかなりの切れ者で最後読者をひっくり返してきます。

 

最後に

この表紙の絵が個人的にかなり好みなんですけど、共感してくれる人います??(笑)

 

 

【東野圭吾・映画化作品の一つ】ラプラスの魔女 著者:東野圭吾

おはようございます。

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アオシュウです(@aoshudesu

 

久々に東野圭吾作品読みました。

それは「ラプラスの魔女」です。

 

こちら3年前ほどに櫻井翔さん、広瀬すずさん、福士蒼汰さん主演で映画化されていました

 

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描かれている「謎」を読者にワクワクさせる形で楽しませる作品でした。

原作者は同じですが、ドラマ「ガリレオ」が好きな人は間違いなく楽しめる作品です。

 

東野圭吾作品は数多くありますが、この作品は良い意味で取っ付きやすい作品の一つかなと思います。

 

気になった方、ぜひ読んでみてください。

 

以下内容詳細です

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

目次

 

ラプラスの魔女

著者:東野圭吾

 

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ラプラスの魔女 (角川文庫)

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あらすじ

ある地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。

 

地球科学の研究者・青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があった。

 

彼女は一人の青年の行方を追っているようだった。

 

そして、2か月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような中毒事故が起こる。

 

二人の被害者に共通点はあるのか。

 

調査のため青江が現地を訪れると、またも例の彼女がいた。

 

困惑する青江の前で彼女は次々と不思議な「力」を発揮し始める。

 

レビュー

今回のポイントは

・教授・青江の前に現れる謎の少女の不思議な「力」とは何か?

・温泉地で硫化水素中毒の犯人はあまり重要ではない。

 

の二本です。

 

読んでいて非科学的かつチンプンカンプンだったので、正直そっち系(超能力とか)の話かなと思ったのですが、最後らへんに、しっかり科学的トリックをぶつけてきて、読者をあっと驚かす感じはガリレオの某教授みたいに「実におもしろい」と感銘を受けました。

 

一見まったく関係ないように見える、2つの硫化水素中毒事件。

 

そしてそこから、芋づる式で浮き出てくる、過去のある一家の硫化水素中毒自殺事件とその関係者の話。

 

事件とそのとある「力」と複雑に絡んだ関係が徐々にほどかれて行く様は読んでいてワクワクすること間違いなしです。

 

やはり、東野圭吾作品は「本を読まない友達にミステリー本を紹介しやすい作家」の俺的ランキング堂々の1位にランクインすることだけあります。

 

その一位の片鱗をまたも本作で魅せられた感じでした!

 

最後に

この「ラプラスの魔女」が東野圭吾作品84作目らしいです。

 

そして、現在進行形でもう間もなく著作数100作を突破するそうです。

 

まだ、東野作品は1割ぐらいしか読んだことないですが、とにかく外れがない作品が多いということを、1割の作品を読了して確証を得たので、タイミング合えば随時購入して、刊行100冊に追いつけたら良いなと思ってます。