【街の薬剤師はこんなことしています】薬剤師・毒島香織の名推理 薬も過ぎれば毒となる 著者:塔山郁
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回は気になっていたシリーズ、薬剤師毒島香織シリーズの一作目「薬も過ぎれば毒となる」を読み終えましたのでレビューを書いていきます。
この一冊を一言で表すと「とにかく読みやすいです」
ページ数も少なく、話のテンポも軽やかなのでサクサク読めます。
シリーズで既に4冊程出ているので読む本のネタが無くなった読書家必見です。
以下内容詳細です
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目次
☆薬剤師・毒島香織の名推理 薬も過ぎれば毒となる
著者:塔山郁
薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 塔山郁 ]
薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理【電子書籍】[ 塔山郁 ]
あらすじ
ホテルマンの水尾爽太は処方箋を丹念に塗るも足の痒みが収まらず、人知れず悩んでいた。
薬を貰いに薬局に行くと毒島という女性薬剤師が症状を詳しく聞いてくる。
そして眉間にしわを寄せ医者の診断に疑問を持ち。。。。
急激な眠気に襲われるホテル従業員、薬を過剰に要求してくる老人、ダイエット薬を格安で売る病院など、水尾は毒島とともに薬に纏わる様々な事件に挑む。
第一話
笑わない薬剤師の健康診断
第二話
お節介な薬剤師の受信勧奨
第三話
不安な薬剤師の処方解析
第四話
怒れる薬剤師の疑義照会
こちらの短編5話が収録されております。
レビュー
医者を題材にしたミステリー小説などはよくありますが、薬剤師を題材にした小説は珍しいなと思い今回購入に至りました。
そして冒頭読んで、良い意味でイメージが壊されました。
大体こういうシリーズの主人公は「凄腕の~」や「かつては~だった」みたいな感じでパンチが効いた主人公設定なんですけど、この主人公・毒島は薬の知識が素晴らしく、少し変わった所はあるものの、病院の受診後に薬を貰いにいく町の薬局屋さんの一従業員と言う設定かつ、そこまで変人ではなかったです。
ここは割と拍子抜けしました。
話の中心は病院やクリニックで処方される薬から、意外なトラブルや事象になるという話です。
そこに毒島が現れて薬の知識、するどい推理でそのトラブルや事象を解決していくという形です。
ここの全体的な展開の流れは庶民の私にとっても親近感が湧く話の内容でした。
ちなみに出てくる薬もコナンで出てくる人を殺すような薬は出てきません(笑)
私たちが日常で使用している薬しか出てきません。
いつも何気なく利用している薬局。
普段見ることない薬剤師、薬局の仕事を本誌で知ることができるのでないかと思います。
最後に
本作はミステリーや推理などの言葉を推しています。
しかしながら、読んだ私から言わせていただくと「ナースのお仕事」ならぬ「薬剤師のお仕事」という感じでした
勿論、「ナースのお仕事」ほどポップではないですけど・・・(笑)
ミステリーや推理のワードに騙されず肩の力を抜いて読んでほしい一冊です。