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【新時代の面白リーガル・ミステリー】正義の天秤 著者:大門剛明

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アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は今年の9月~10月後半の間に亀梨和也さん主演でドラマ化された、「正義の天秤」を読みました。

www.nhk.jp

リーガルミステリーの新たなスタイルを見せられました。

 

以下内容詳細です

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目次

 

☆正義の天秤

著者:大門剛明

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正義の天秤(1) (角川文庫) [ 大門 剛明 ]

楽天ブックス

あらすじ

名門の法律事務所、師団坂法律事務所。

 

しかし創設者が急死して以来、事務所の経営は下降の一途。

 

そして助っ人として元医師で弁護士の鷹野和也を海外から招へいする。

 

ほっとした矢先、鷹野は事務所を「診断」し無能な弁護士を「切除」すると宣言。

 

しかも死刑求刑不可避な裁判で、死刑を回避すると言い出し、交差点に突っ込んで死傷者を出した男の弁護に挑む。

 

第一話:ブレーメンの弁護士たち

第二話:カルネアデスの方舟

第三話:マアトの天秤

第四話:悪魔の代弁者

第五話:アメミットの牙

第六話:正義の迷宮

 

短編集でこちらの6話が収録されています。

 

各話ごとにそれぞれに事件があり、主要登場人物が担当し鷹野の力を借りつつ弁護していく話になります。

 

主要登場人物

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引用元:正義の天秤 - NHK

※本書と少し異なります。

 

レビュー

本作の見所は事件の真実がどんでん返しで覆る面白さより、例えると殺人事件を起こした犯人が何故殺人事件を起こしたのか、その殺人事件を起こした意図は何か?という部分が見所になります。

 

事件の結果の有罪or無罪ももちろんですが、その先を踏み込んだディープな部分を掘り下げてくれるので、従来のリーガルミステリーとは、また違った楽しみがありました。

 

私もリーガルミステリーの作品を色々読んできました。

それでも新鮮な観点で楽しむことができました。

 

リーガル作品読み慣れている方も、ぜひオススメです。

 

最後に

ちなみに本作の続編として「アイギスの楯」が刊行されております。

 

早速購入して読んでおります。

 

主人公、鷹野が追う真実は何なのか?というのを楽しみにしながら読んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

【泣ける医療ミステリー】使命と魂のリミット 著者:東野圭吾

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アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は東野圭吾さんの「使命と魂のリミット」を読み終えたのでレビュー書いていきます。

 

購入した本屋さんで、かなり推されていたので購入しました。

 

営業の人オススメNo1の一冊という感じで推されていました。

同じ営業として読むしかないと思い、購入に至りました

 

作品を調べてみたら2006年に刊行された作品で意外に古くビックリしました。

そして、時代を超えて読まれる作品ってすごいなと改めて感じました。

 

涙が止まらない感動する作品だと思います。

 

以下詳細です

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目次

 

☆使命と魂のリミット

著者:東野圭吾

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使命と魂のリミット (角川文庫) [ 東野 圭吾 ]

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あらすじ

「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。

 

「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。

 

しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みにできなかった。

 

西園が執刀した手術で帰らぬ人となった彼女の父は意図的に死に至らしめられたのではないかという疑問を抱いていたからだ・・・・・

 

あの日、手術室で何があったのか?

そして脅迫されたことは実際に起こるのか?

 

大病院を前代未聞の危機が襲う。

 

レビュー

こちらの物語は二つの軸で展開されます。

 

一つ目

スーパー名医の西園教授(主人公の上司)は父の手術をわざと失敗して殺したのではないか?という疑念を抱きながら生活していく研修医・氷室夕紀の話。

 

二つ目

突然、病院に送られてきた脅迫状。

従来の脅迫と一線違う方法で脅迫は続き、犯人の狙いが分からなく困惑する病院&警察。

犯人の立場でも物語は描かれており心情や動機を紐解いていく。

 

本作品のジャンルはミステリーに入ってきますが、犯人捜しや謎を解いていく楽しみというより、主な登場人物、研修医・氷室夕紀と脅迫の犯人の行動や心理を追って楽しむ作品かなと感じました。

 

最後とにかく泣けます。

 

脅迫をした犯人は、頭脳犯で病院をある意味かなり追い込みます。

しかし、犯人の背景や動機が序盤が上手く描かれており、良心と復讐心に揺れる犯人にかなりグッとくるものがあります。

 

久々に感動しましたーーーーー

 

最後に

外れが無い東野圭吾作品。

作風が固定されず、それぞれの作品で作品ごとに特長を出すのが抜群に上手だと改めて実感しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ミステリー×サスペンスのハイブリット作品】レフトハンド・ブラザーフッド 著者:知念実希人

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アオシュウです(@aoshudesu

 

今回は10日前ぐらいに文庫本が発売された「レフトハンド・ブラザーフッド」を読み終えたので感想書いていきます。

 

作品自体は2年前ぐらいに刊行された作品になります。

 

私は知念作品をチェックしてるので、なんとなく発売されるということは知っておりましたが、正直期待小でした。

 

まあ、購入後2日ぐらいで読み終えましたけど(笑)

気が付いたらどんどん物語に引き込まれる素晴らしい作品でした

 

サスペンス好きの人は本当にお勧めです

 

以下内容詳細です

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目次

 

☆レフトハンド・ブラザーフッド(上)(下)

著者:知念実希人

 

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レフトハンド・ブラザーフッド

Amazon

 

レフトハンド・ブラザーフッド 上 (文春文庫) [ 知念 実希人 ]

 

レフトハンド・ブラザーフッド 下 (文春文庫) [ 知念 実希人 ]

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あらすじ

【前半】

高校生の岳士はある事故がきっかけで左手に死んだ兄・海斗の人格が宿るようになった。

 

精神科の治療を拒否して家出をした”ふたり”は殺人事件の被害者を発見してしまう。

 

そして第一容疑者として追われるはめに。

 

「濡れ衣を晴らすには真犯人を見つけ出すしかない」

 

海斗の助言を受けて岳士は危険なドラッグ<サファイヤ>の密売組織に潜入する

 

【後半】

持ち前のボクシングの腕と<左手に宿った兄>海斗の助言で数々の修羅場を乗り越え、危険ドラッグ<サファイヤ>を製造する”錬金術師”と呼ばれる人物の正体に迫ろうとする岳士。

 

だが、岳士は隣に住む謎の美女・彩夏の魅力、そして岳士自身が<サファイア>に溺れてしまい、海斗の助言に耳を貸さなくなっていく。

 

やがて”ふたり”に最大の危機が訪れる。

 

レビュー

本屋で本作を見つけて、内容をざっと確認し、左手に兄が宿るという設定を知った時、正直「中二病臭いな~」と率直に思いました(笑)

 

話も学生の家出物語で私の好みではないかな~と思ったのですが、ところがどっこい、滅茶苦茶、重い話でドラッグや殺人がバンバン出てくる展開でシンプルに私が好きな作品でした。

 

左手に兄が宿ると言い張る主人公の家出から始まり、ドラッグ、半グレ、殺人に巻き込まれる主人公。

 

そこの巻き込まれ方や主人公の切迫感が上手に描かれており、物語の疾走力が半端ないです。

 

ミステリーというよりサスペンスの作品のジャンルになり、サスペンス好きに是非読んで頂きたいです。

 

最後に

知念作品は本作のようにミステリー×サスペンスのジャンルがミックスされているので人にオススメできる作品が非常に多い気がします。

 

ひょんとして発売される文庫本がけっこうおもしろい作品が多い気がするので、これからも率先して読みたいと思います。