【本屋大賞2020ノミネート作品】≪レビュー≫むかしむかしあるところに、死体がありました 著者:青柳碧人
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回は本屋大賞2020にノミネートされた
話題の一冊「むかしむかしあるところに、死体がありました」
のレビューをしていきます。
本書はとにかく伏線回収がすごい。
各物語を最後まで読むと
「あーそういうことね」と頭を殴られた感覚に陥ること間違いなしです。
まさか昔話に頭を殴られる気にさせられるとは思いませんでした。
さすが本屋大賞にノミネートされ、本のプロを唸らせるだけの作品です。
これは自信を持って言えます。
買って損はないです。
以下内容詳細です
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
☆むかしむかしあるところに、死体がありました
著者:青柳碧人
むかしむかしあるところに、死体がありました。 / 青柳碧人 【本】
|
本書内容
1話完結の短編小説になります。
誰しもが聞いたことのある昔話にミステリー要素を引っ付けた
斬新な切り口の物語になっています。
収録内容
- 一寸法師の不在証明
一寸法師×アリバイトリック
- 花咲か死者伝言
花咲かじいさん×ダイイングメッセージ
- つるの倒叙がえし
つるの恩返し×倒叙
※倒叙とは?
→物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かし、
犯人目線でストーリーが進んでいく展開のことを言います
- 密室竜宮城
浦島太郎×密室殺人
- 絶海の鬼ヶ島
桃太郎×クローズドサークル
※クローズドサークルとは?
→何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件
書評
読む前は正直どんな内容か想像できませんでした。
もはや好奇心で購入したに近いです。
しかし、予想の上を行きました。
昔話とミステリーや推理小説に出てくるトリックを
うまく組み合わせた作品ができており考えた作者すごいなと感心しました。
また必ず聞いたことのある昔話が物語の骨組みになっているので
舞台背景が想像しやすいので、物語に感情移入しやすく
とても読みやすいというのも高評価の理由です。
ちなみに私のお気に入りの話はつるの恩返しを元にした話
「つるの倒叙がえし」がお気に入りです。
読み終わったあと
「え、どういうこと?」と呟き
気が付いたら最初から読み返していました(笑)
最後に
冒頭で申した通り本書は2020年本屋大賞ノミネート作品になります。
やはり、選ばれる作品はそれ相応の理由があるなと、本書を読んで改めて感じました。
どうしても本屋やアマゾンで本をチョイスするとき
何を買えばよいのだ?と迷う時があります。
そのようなときは「よく分からんがとりあえず何か賞を取ったものをチョイス」
という考えを持っておけば大ハズレはないと思います。
本屋大賞は名誉ある賞になります。
そこに選出されている本は一定の評価を間違いなく得ているので
是非ノミネート作品を一気読みして充実した
おうち時間を過ごされてはいかかでしょうか?
むかしむかしあるところに、死体がありました。【電子書籍】[ 青柳碧人 ]
|
むかしむかしあるところに、死体がありました。 / 青柳碧人 【本】
|