【俺的2020年おもしろかった本ベスト3には確実に入る一冊】ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 著者:東野圭吾
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回は東野圭吾さんの最新作「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を読み終えたのでレビューを書いていきます。
いやー、非常に面白かった。
2020年の私的本ランキングベスト3に食い込む良作でした。
物語に新型コロナを絡めた、まさに今を映し出した作品です。
ミステリー好きに限らず、いろいろな人に読んで欲しい作品です。
以下内容詳細です
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目次
☆ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人
作者:東野圭吾
本誌紹介
謎を解くためなら手段を選ばない
「俺は警察より先に自分の手で真相を突き止めたいと思っている。警察にはできないが俺にはできるということもあるしな」(本文引用)
殆どの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。
ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が…。
犯人と探偵役、それぞれの仕掛けが張り巡らされています。
騙されないように、お読みください。
レビュー及びあらすじ
主人公が神尾真世とその叔父の神尾英一で、ある日、真世の父が何者かに絞殺されている所から話がスタートします。
そこから、この神尾真世&英一が真世の父を殺した犯人を見つけ出していくというストーリーになってきます。
おもしろポイント
・英一の鮮やかな人間操作、仕掛けるトリックが凄すぎて何度もビックリします。
あと、とにかく栄一が華麗過ぎてかっこいい
英一は現在は都内でバーを一人切り盛りしている冴えないおじさんですが、実は昔アメリカで有名なマジシャンでした。ですので、観察力や人間把握が超人です。
そこを駆使してありとあらゆる事象を操っていく姿がとにかくかっこいいです。惚れます。
本作でも何度も鮮やかなテクニックを披露して読者を驚かせてきます。
まるで事件というグランドイリュージョンを見ているような気持ちになります。
・因果関係を最後すべて回収して読者に「なるほど、そういう事か!」と言わせる東野ワールドが安定にすごい。
散らばったおもちゃを最後、大きいおもちゃ箱にぶち込んでスッキリさせるような展開は読んでいて「結局、英一の手のひらで転がされたかー」となって、良い意味で頭を抱えました。
最後に
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人はストーリー及び展開もけっこう身近でありそうなシュチュエーションで、新型コロナも物語の大きな役割を担っております。
ですので自分事のように物語に没入することができるので、読書初心者の方にもおすすめの一冊です。
ぜひ購入して読んで頂ければ幸いです。