【真実が本当の恐怖】予言の島 著者:澤村伊智 ※ネタバレなし
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
キャッチコピーの「初読はミステリー、二度目はホラー」という斬新なキャッチコピーに惹かれて購入しました。
確かに二度読み必須でした。
最後、体の芯にじんわり恐怖がくる一冊でした。
以下内容詳細です。
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目次
☆予言の島
著者:澤村伊智
あらすじ
瀬戸内海の霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が最後の予言を残した場所。
二十年後《霊魂六つが冥府へ堕つる》という。
天宮淳は幼馴染たちと興味本位で島を訪れるが、旅館は「ヒキタの怨霊が下りてくる」という意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、滞在客の一人が遺体で見つかる。
しかしこれは悲劇の序章に過ぎなかった。
すべての謎が解けたとき貴方は必ずページを戻して再読する。
レビュー
この本のジャンルを調べるとホラーミステリーのジャンルだそうです。
個人的にはホラー小説に分類される作品かなと思いました。
「わぁー怖い!」という感じの怖さではなく、後味の悪いゾクゾクっとするような怖さです。
20年後に6人死ぬという予言に振り回され、主人公たちが疑心暗鬼になり行動をしていく様はどのような形で結末を迎えるのだろうとドキドキしながら読みました。
20年後に6人死ぬという予言は本当に実現してしまうのか、島内に伝わる怨霊は本当に霊的な何かなのか、それとも人的なものなのか・・・
ストーリーすべてが本書のトリックです。
結末を見読み終えて、驚愕して軽く読み返すだけでも「なるほどねー」「確かに」と納得してしまうトリックでした。
ネタバレとかは特にしませんがヒントを与えると主人公・淳のわずかに矛盾する行動、淳の周りの人の少し違和感のある行動に冒頭から注意深く読んでください。
一周目で見破った探偵さんがいるのであればぜひ連絡ください。
粗品あげます(笑)
まあ、結局人間が一番怖いということですね
↑
締めが雑
最後に
最初から中盤にかけては正直ありきたりな展開で面白くなかったです。
ただ衝撃のラストを読み終えると、序盤のつまらなさも最後のための前座だったのかと思うと、作者さんの手腕に感服致しました。
著者の澤村伊智さんはホラー系の作品が多いみたいなのでぜひとも他の作品も読んで見たいと思います。