【マンガ化してほしい一冊】神のダイスを見上げて 著者:知念実希人
おはようございます。
こんにちわ。
お疲れ様です。
アオシュウです(@aoshudesu)
今回は私のお気に入りの作家さんの知念実希人さんの「神のダイスを見上げて」を読んだので感想を書いていきます。
ミステリーだけど、心揺さぶられる良い作品でした。
もし自分が主人公ならどうするだろうか?ということを考えて読めば物語にどっぷり浸かれること間違いなしです。
コロナである意味、阿鼻叫喚の現実と、隕石落下による不安などが入り混じった混沌の世界、危機の領域は違えど似ているものを感じました。
以下内容詳細です。
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目次
☆神のダイスを見上げて
著者:知念実希人
あらすじ
世界の終わりまで、あと五日。
2023年10月、小惑星ダイスが地球に接近。
人類滅亡の恐怖に世界が混乱する中、亮の姉・圭子が殺された。
残された五日間で復讐を決意した亮は謎の同級生・美咲の助けを得て、犯人を追うことを決意する。
しかし、亮や周囲の人間が狙われ謎は深まり続ける。
姉の死の真相と亮が終末に目にする光景は・・・・!
書評
小惑星が地球に激突して地球が滅びるというアルマゲドン的な展開で混沌とした日本の話。
主人公の亮が姉を殺され終末までの残りの時間を復讐に費やすが犯人の手のひらで転がされ中々尻尾が掴めないミステリーの話。
二つの要素を同時並行で楽しめることができる作品です。
友達として最後まで亮のそばにいるクラスメイト四元美咲、この二人のあえて引っ付きすぎない関係性も物語の良いスパイスになっていました。
姉の死の真相が「分かった」と思ったら覆される展開だったのでミステリーとしても非常にレベルが高いなと読んでいて感じました。
姉殺しの黒幕が分かったとき正直びっくりしたというより、「なるほどね」という納得感が強かったです。
すべてが分かった時の主人公・亮の絶望感は。。。
私が同じ立場だとすれば何とも言えない脱力感にさいなまれると思います。
地球がもし近日中に滅亡し死ぬとしたら貴方は何をしますか?というのを考えさせられる素晴らしい一冊でした。
最後に
本作を読んでいて話の展開や世界観はまったく違いますが以前読んだ「屋上のテロリスト」となんとなく雰囲気が似ているなと感じました。
※「同じ作家だからそれは、そうだろう」というツッコミはなしでお願いします(笑)
↓こちらの作品も非常に面白いので読んでみてください。