【ホーソーン&ホロヴィッツ作品第二弾】その裁きは死 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
明けましておめでとうございます。
アオシュウです(@aoshudesu)
2021年も宜しくお願い致します。
本年度も一人でも多くの人の読書や、本を購入するヒントになるブログを書いていければと思います。
新年一発目の本紹介はアンソニー・ホロヴィッツの「その裁きは死」を紹介していきます。
現代のコナンドイルが書く、典型的な「フーダニット」小説
ややこしいトリックはなし。
事件の真相は本誌の一字一句にすべて記載されております。
あなたも名探偵になった気分で読んでみてください。
以下詳細です
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目次
☆その裁きは死
その裁きは死 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫)
あらすじ
実直さが評判の弁護士が殺害された。
裁判の相手方が口走った脅しに似た方法で・・・・
現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた謎の数字”182”。
被害者が殺される直前に残した奇妙な言葉。
私、(アンソニー・ホロヴィッツ)は元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査に引きずり込まれていく。
その真相はいかに・・・
レビュー
シャーロックホームズの「明白な事実ほど、誤られやすいものはない」のこの言葉通りの物語でした。
冒頭の導入部分は
被害者(弁護士)がワインボトルで殺されるのですが、じつはこれより前、被害者によって裁判が不満足に終わった、相手がレストランで被害者にワインをぶちまけた上、「ワインボトルでぶん殴ってやる」と脅していました
まさにその方法で弁護士が殺されてしまいます。
単純明快な事件のように見えますが、そこから小さな謎が重なっていき、事件が難しくなります。
解くべき謎がいくつもあり、その謎が犯人に繋がる重要なヒントになってくる、ミステリー小説が好きな典型的なフーダニット物語です。
謎を一つ、また一つ解いて、いざ真実の蓋を開けてみれば、そこにある事件の真相はシンプルかつ単純でした。
深読みをして読んだ私は呆気に取られてしまい、ページを捲り返しました(笑)
「物語の真実は本の中にある」
名探偵のミステリー好き読者は一字一句をしっかり咀嚼して読んでみてください。
ヒントは「シンプルに考えることです」
最後に
個人的に本誌を読んで助かったなーと思ったことは、登場人物を割と詳細に記載をしているところです。
外国人の名前はとにかく覚えにくいので非常に助かりました。